トイプードルの初期費用は?犬の登録や必要ワクチンについても解説します

初期費用とやるべきこと

はじめてトイプードルをお迎えするときは、いろいろと費用がかかるもの。

その時々で慌てないためにも、しっかりと把握しておきたいのが「初期費用」ですよね。

愛犬を迎える前に、まずは「初期費用」と「お迎え後にするべきこと」を一緒にチェックしていきましょう。

悩む人

はじめてのことだからよくわからなくて……

こんな疑問がある方におすすめ

  • 初期費用はいくら用意しておけばいい?
  • 犬のお迎え後はまず何をするの?

この記事では、トイプードルの初期費用や犬の登録、ワクチンなどお迎え後のスケジュールについてまとめます。

  • トイプードルや小型犬をお迎えするときの初期費用
  • お迎え後にやるべきこと(犬の登録・ワクチン)のスケジュール

これから始まる愛犬との楽しい暮らし。
スタートにつまずかないためにも、疑問を解決して、安心して愛犬を迎え入れましょう!

アヤまる

運営者のアヤまるです。
ごきげんトイプー「ちゃちゃ」とともに、実体験を踏まえてスムーズなお迎えのサポートをします!

ちゃちゃ

よろしくね!

目次

トイプードルの初期費用はいくらかかる?

初期費用はいくら?

トイプードルをはじめてお迎えするときにかかる費用の合計は、約6万円です。

必ずかかる費用は、

  • 畜犬登録
  • 狂犬病ワクチン接種
  • 混合ワクチン接種
  • 生活グッズ

4つ

それぞれいくらかかるのか、初期費用の詳細と目的をくわしく説明していきます。

トイプードルの生体費用はこの記事では初期費用から外しています。
※ペットショップやブリーダー、保護団体などどこでトイプードルをお迎えするかで変わってくるため

畜犬登録:約3,000円

トイプードル

トイプードルをお迎えしたら、今住んでいる市区町村に「犬を飼いはじめました!」というお知らせをする必要があります。

これが「畜犬登録」というもので、費用が約3,000円かかります。

必ず、犬を飼いはじめてから30日以内に登録しましょう!
(生後90日以内の子犬は91日から30日以内に登録)

ちゃちゃ

犬の登録は法律で定められている義務だよ。
忘れないでね!

登録をすると番号入りの「鑑札(かんさつ)」を渡されるので、首輪やハーネスにつけます。
鑑札は愛犬が迷子になったときなどに、愛犬を探すサポートをしてくれる大切なものです。

あわせてチェックしておくと便利

引越しをしたときは……
引越し先の市区町村に届け出をします。今の鑑札と新しい鑑札を無料で交換してくれます。

鑑札を失くしてしまったときは……
市区町村で再交付してもらえます。手数料が約1,600円かかります。

2022年6月より、販売されている犬のマイクロチップ装着が義務化されました。
マイクロチップ登録を行うことで、自治体への「畜犬登録」の代わりになる場合があります。

アヤまる

マイクロチップ登録が畜犬登録の代わりになることについては、記事の後半で説明しています。

狂犬病ワクチン接種:約4,500円

ワクチン

狂犬病は発症してしまえば、ほぼ100%命が助からないとされる怖い病気。

狂犬病にかからないためにも、狂犬病ワクチン接種は、お迎え後に必ず受けてください。

狂犬病ワクチン接種の費用は約4,000円です。

犬を飼いはじめてから、30日以内の接種義務が法律で定められています。
(子犬は生後90日を過ぎてから30日以内に接種)

狂犬病ワクチンの接種場所は、動物病院か自治体が行う集合接種会場のどちらか好きな方を選べます。

アヤまる

健康チェックや不安なことを質問したかったので、ちゃちゃは動物病院で受けています。

ワクチン接種の後に、必ずワクチン予防注射済票(500円)を受け取ります
※狂犬病ワクチン費用:4,500円=ワクチン代(4,000円)+注射済票代(500円)

ワクチン予防注射済票の受け取り方法

ワクチンを接種するともらえる証明書を、自治体に提出すると予防注射済票をもらえます。
※動物病院や集合接種会場によっては、ワクチン接種と一緒に予防注射済票も交付。

受け取ったワクチン予防注射済票は、鑑札(犬の登録で自治体からもらったもの)と一緒に首輪やハーネスに取り付けましょう。これも法律で定められています。

アヤまる

ワンちゃんの施設を利用するときに、提示を求められることがあります。

ちゃちゃ

首輪やハーネスに取り付けられる素材とデザインなんだよね♪

鑑札と予防注射済票は、都道府県によってデザインが違います。
お住まい地域のデザインをチェックしたいときはこちらから。

お迎えした年だけでなく、狂犬病ワクチンは毎年1回(4~6月ごろ)必ず接種します。

2年目からは、自治体からのハガキで接種時期をお知らせしてくれるので、スケジュール管理がラクに。
自治体のハガキに接種日や会場が記載されています。

混合ワクチン接種:約5,000~10,000円

混合ワクチンは、毎年1回接種することで、愛犬をさまざまな病気から守ってくれる大切なもの。

混合ワクチン接種は動物病院ででき、費用は約5,000~10,000円です。

子犬をお迎えした場合は、生後半年までの間に3回の混合ワクチン接種が必要です。
混合ワクチンが3回終わっていない場合は、動物病院で接種します。

ちゃちゃ

生後半年未満の子犬を迎えた方は、要チェック。
混合ワクチンが終わっていないとお散歩できないよ!

母犬から離れた子犬は、抗体が減るため疫力が落ち、病気にかかりやすい状態。
子犬にワクチンを3回接種するのは、ワクチンの効果を確実なものにするためです。

混合ワクチンは狂犬病ワクチンと一緒に接種ができないため、接種時期には注意が必要です。

混合ワクチンを接種するときの注意ポイント
  • 狂犬病ワクチンを先に接種した場合は、一週間あけてから混合ワクチンを接種
  • 混合ワクチンを先に接種した場合は、一カ月ほどあけてから狂犬病ワクチンを接種
アヤまる

混合ワクチンの種類や接種日は、前回までの接種証明書をもとに病院の先生と相談するのが安心ですよ。

ちなみに、わくわくのお散歩デビューは、3回目の混合ワクチン接種が終わってから2週間後が目安です。

ちゃちゃ

安心してお散歩デビューできるように、カレンダーに目安日をチェック!

3回接種以後は最終接種日から1年を目安に、毎年1回動物病院で混合ワクチンを接種します。

基本的な生活グッズ:約40,000円

ペットグッズ

愛犬をお迎えするにあたり、基本的な生活グッズをそろえておきます。

生活グッズの費用は、最初にそろえるものの数や価格によってピンキリですが、最低限のグッズ数を目安に約40,000円と見積っています。

生活グッズは、犬の成長にあわせて買い換えるものも多いため、最初にそろえるものはリーズナブルでシンプルなものがおすすめです。

用意しておきたい生活グッズ例
  • サークル
  • ドッグフード
  • フードボウル
  • 給水器
  • トイレトレー
  • ペットシート
  • ベッド
  • 首輪orハーネス
  • リード
  • キャリー
  • ブラシ
  • おもちゃ……など
アヤまる

お迎え初日までにそろえたい基本グッズはこちらの記事を参考にしてみてください!

マイクロチップ登録は必要?

マイクロチップ登録

2022年6月1日より、販売されている犬のマイクロチップ装着が義務化されています。

ショップやブリーダーから犬を購入した場合は、ショップやブリーダーの情報で愛犬が登録されているため、マイクロチップ情報の登録変更が必要です。

マイクロチップ登録費用

「犬と猫のマイクロチップ情報登録」への登録変更費用は、紙申請が1,000円、オンライン申請が300円かかります。

ショップやブリーダーから受け取った登録証明書を手元に用意して、犬を飼いはじめてから30日以内に登録しましょう。

マイクロチップ装着の義務化前(2022年6月1日より前)に飼いはじめた犬に関しては、マイクロチップ装着がされていないこともあります。

もし飼い主が動物病院でマイクロチップを装着する場合の費用は、約3,000~10,000円です。

アヤまる

飼い主に対しては「努力義務」とされています。

マイクロチップ登録が畜犬登録の代わりになる?

ちゃちゃ

畜犬登録をしなくていい場合があるって言ってたよね?

アヤまる

そう!自治体が認めている場合はOKなんだよ。

お住まい地域の自治体が「狂犬病予防法の特例制度」に加盟している場合に限り、マイクロチップ登録を飼い主が行えば、自治体への「畜犬登録」をしなくてもOKです。

自治体が加盟しているかについては、こちらのページの「狂犬病予防の特例」見出しからチェック

初期費用にプラスで考えておきたいこと

初期費用にプラスして検討したいこと

ここまで、トイプードルや小型犬をお迎えするときに必要な「初期費用」と「するべきこと」をお伝えしてきました。

上記のことにプラスして、

筆者が早いうちにやっておいた方がいいと思うのが、「去勢・避妊手術」です。

ただし、去勢・避妊手術は個人や病院、国などでもさまざまな考えがあるため、「必ずするべきこと」でも「すぐにするべきこと」でもありません。

大切な愛犬に全身麻酔をしたりメスを入れたりするリスクを考えると、飼い主として考える時間が必要ですよね。

筆者は心配性なので、犬の繁殖を防ぐ目的のほかにも、できるだけ病気のリスクを減らしたいとの思いから、お迎えした年に手術を決めました。

愛犬にいつまでも元気でいてもらうためにも、不安なことやわからないこと、手術の詳細については動物病院の先生にしっかりと聞いて決めてください。

ちゃちゃ

カラダに負担がかかることだから、しっかり考えよう。

アヤまる

つづいて、去勢・避妊手術の目的や費用をお伝えします。

去勢・避妊手術

犬も人と同じように、高齢になるとさまざまな病気を発症しやすくなります。

去勢・避妊手術を検討しているなら、体力のある若いときに受けるのがおすすめ。
手術を行うことで、犬が高齢でかかりやすい大きな病気を予防できます。

性別にかかわらず、生後6か月前後を目安に手術をするのが効果的とされています。
※生後6か月前後=最初の発情を迎える前

アヤまる

はじめての発情を迎える前に手術をすると、女の子が高齢で発症しやすい「乳腺がん」を0.05%まで下げられるそう。

犬の大きさや成長によっても手術に適した時期が変わるため、早めに動物病院の先生に相談してみてください。

去勢手術:約20,000円

オス犬が行う去勢手術には「生殖器系の病気にかかるリスクを下げる」「マウンティングやマーキング行動が減少する」などの大きなメリットがあります。

犬の大きさや病院によって変わりますが、トイプードルのような小型犬の去勢手術費用は約20,000円が目安です。

避妊手術:約30,000円

メス犬が行う避妊手術には「メス犬特有の病気にかかるリスクを下げる」「ヒート(生理)によるトラブルが減少する」などの大きなメリットがあります。

去勢手術と同様に、避妊手術も犬の大きさや病院によって費用は変わりますが、トイプードルのような小型犬の場合、避妊手術の費用は約30,000円を目安にしてください。

ちゃちゃ

去勢・避妊手術については、また別の記事でくわしく解説するよ!

初期費用とスケジュールのまとめ

初期費用合計:約6万円

項目金額
畜犬登録約3,000円
狂犬病ワクチン&予防注射済票約4,500円
混合ワクチン約5,000~10,000円
生活グッズ約40,000円~
初期費用合計約60,000円

お迎え後のスケジュール

30日以内に行うこと

  • 畜犬登録
  • 狂犬病ワクチン接種
  • マイクロチップ登録変更


病院ですること

  • 混合ワクチン
    (生後4か月までに3回)
  • 狂犬病ワクチン
    (混合ワクチンから1か月後)
アヤまる

去勢・避妊手術をする場合は、初期費用の合計は約9万円が目安。
参考にしていただければうれしいです!

ちゃちゃ

年間費用や毎月の固定費については、下の記事で解説しているよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次